東京系赤本漫画コレクション153
名作まんが【シンデレラ姫】著者:中村ひろし版元:泰光堂昭和26年8月20日発行定価:85円この本の最後の広告の蘭にこういう謳い文句がある。「学校・家庭より絶大な讃辞」「教育的だと激賞と絶大な讃辞」。当時の大阪系赤本漫画に対するPTAの悪書追放運動に、東京の児童漫画界が応えた漫画シリーズ。泰光堂名作漫画は、中村ひろしの漫画で占められている。
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KINGマンガ【がらす人間】著者:中村ヒロシ版元:少年の友社昭和24年3月25日発行定価:60円中村ヒロシというと、泰光堂の名作ものの漫画をイメージするが、こういう探偵スリラーものも描いている。表紙の雰囲気がどことなく大阪系赤本に近い。
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長篇漫画【風の子かんちゃん】著者:高橋春雄版元:文園社昭和24年4月30日発行定価:80円表紙絵のレトロ感が実に良い。本の厚みも程よく、美しい装幀である。67年前の赤本である。
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長編活劇漫画【熱砂の幌馬車】著者:渡辺邦坊版元:児童図書出版社昭和:24年1月5日発行定価:75円渡辺邦坊は、なかなかの実力ある漫画家である。ポケット漫画等でも見かけるが絵が上手い。同時にこの本の版元、当時台東区御徒町にあった児童図書出版社は漫画に力を入れていたことが本を見ていて伺える。さしずめ、大阪で言うなら、育英出版や不二書房や東光堂等のような大阪を代表する版元に相当すると思う。特に本の装幀が良...
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長編活劇漫画【若様一番手柄】著者:野澤和夫版元:石渡正文堂昭和24年3月15日発行定価:90円表紙は、東京系らしい名作っぽさが滲み出ている。中身は、赤いインクの網掛けが基調となった典型的な赤本漫画の印刷がなされている。
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まんが【弾丸ジープ】著者:宮坂えいいち版元:ひばり書房昭和24年5月1日発行定価:90円 本の中身を調べていたら、偶然このような当時の栞(しおり)を発見した。こういった小さな珍品に偶然出くわすというのは非常に嬉しいものである。
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【びっくりとん兵衛】著者:石橋章夫(夢野凡天)版元:日昭館書店昭和24年3月5日発行補足:本作見返しページに「製作者:石橋章夫、装幀:夢野凡天」とあるが、同一人物である。
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西部活劇漫画【拳銃少年】著者:並木きよし版元:白菊書房昭和24年10月25日発行定価:70円補足:奥付記載の白菊書房の発行者の淡路谷力蔵氏は、拙所有コレクション1の「王冠島の冒険(星一平作)を出した奥付によると、大阪精版の発行者である。この「拳銃少年」の白菊書房は東京都新宿区の版元であり印刷者は高文社印刷所になっている。おそらく白菊書房は、大阪精版という大阪系の版元が赤本ブーム全盛期に東京に進出した...
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長編漫画叢書【太洋の龍巻】著者:新本たけし版元:洛陽書房昭和23年12月20日発行補足:新本たけしは、詳細は不明だが、大阪系赤本漫画家である。この作品は新本氏が東京の版元から出した赤本である。画風は手塚調で描き版ではあるが、その絵の景色は美しい。
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長篇漫画【海賊島物語】著者:間木 保版元:網島書店昭和23年9月10日発行定価:50円手塚治虫の新宝島もどきの赤本である。描き版の稚拙な絵ではあるが、新宝島を彷彿とさせる一品である。
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【旋風魔王】著者:木村一郎版元:國華堂昭和24年4月15日発行定価:60円御覧のとおり、かなり読み尽された形跡のある赤本である。表紙の絵もかっこよく、カラーの口絵(画像参照)を見ると当時の子供たちがけっこう夢中になったのが伝わってくるようなボロボロの状態である。今から67年前の赤本であるが、ストーリーが斬新である。平和利用のウラニウムの発掘を終え日本に帰ろうとする飛行チョッキ(当時らしいユニークな言...
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